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東北の火山の下の街で考えたこと   
2003年6月1日開設   
Novo!

16/12/30「演奏会見聞録」に追加しました。

Ah, but I was so much older then,
I'm younger than that now.

ああ、わたしはあんなにも年老いていた
今はあのときよりずっと若い。 (Bob Dylan / My Back Pages)

 
   
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 Ton Koopman
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 トン・コープマンの演奏会のチケットがあると、レコード店で教えられました。音楽の情報をレコード店で手に入れた時代です。ドイツ・グラモフォンへの録音が生気にあふれたものとの評判を聞いていましたし、われらの音楽堂でバッハのオルガン曲を名手の演奏で聴くことができると、期待して出かけたことを覚えています。
 オルガン曲で始まり、チェンバロに楽器を替え、最後はオルガンの演奏でした。
 千人収容のホールに聴衆が50人ぐらいでした。チェンバロの時には前の席に移動した方もいましたっけ。
 バッハの曲には、緊張を強いられる暗いイメージを持っていましたが、伸びやかな音と弾むリズムで、楽しく豊かな気持ちで聴くことができました。
 終演後、ステージでコープマン氏の大きな手で握手してもらい、当日のパンフレットにサインをもらったのですが、どこにしまい込んだでしょうか。1985年11月29日金曜日のことだと、インターネットで調べました。
 2年後、1987年11月17日火曜日には、アムステルダム・バロック・オーケストラ、オランダ室内合唱団とのヘンデル「メサイア」の演奏会がありました。両腕を大きく動かし、ふくらみのある大きな演奏を指揮しているコープマン氏はすでに大スターで、聴衆も大入りの賑わいでした。
 声楽のソリストが4人、アルトの場所にいたほおの赤い青年が前に出て、アリア But who may abide the day of his coming をふっくらとした声で歌い始めたときは息をのみました。第一級のカウンター・テノール、マイケル・チャンスの魅力にはじめて触れたのがこのときです。
 この日のパンフレットは、その直前に発売された「メサイア」のLPレコードの箱に保管されていました。最初の画像は一緒に保管していた演奏会チラシです。
 Eratoレーベルを中心に、バッハやブクステフーデ、ヘンデル、モーツァルトなどなど、まるでカラヤンのように多くの録音が発売された時期がありました。日本の景気が傾いたころ、大手のレーベルがこの分野の録音を控えたのは、CDが世界規模で売れなくなったということでしょうか。現在は、オランダの Channel Classics から録音が発売されていますが、バッハのカンタータ全曲の録音など、活発な活動を続けています。
 テレビなどの報道に引きずられる刹那的な楽しみ方とは無縁なところで、悠々と羽を広げている音楽家たちがいる。芸術は消費するものではないようです。




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